カールじいさんの空飛ぶ家
※若干のネタバレを含みますが、ご了承ください。
ピクサーの映画はハズレがなく素晴らしいなあと思うのですが、その中でも個人的に最高傑作だと思うのが「カールじいさんの空飛ぶ家」です。
学生の頃に最初に観た時から号泣していましたが、不妊である今の私にとっては、さらにこの映画の描写が心に刺さります。
多くの方のレビューと同じような感想になってしまい恐縮なのですが、冒頭10分で涙腺崩壊します。なんなら冒頭10分を思い出すだけで、目頭が熱くなります。今も思い出しながら書いているだけで、涙が溢れてきています(涙腺脆すぎる・・・)
サイレントな10分間に詰め込まれた夫婦の人生の描写は、リアルでありながらあまりにも美しいものです。
夫婦の人生は、2人が願ったそのままの形ではなかったかもしれません。こどもは与えられず、なかなかお金は貯まらず、幼い頃から夢に見てきた南米旅行は2人では行けずに終わってしまいました。
それでも愛し合って共に年を重ねていった2人の歩みは、間違いなく幸せなものだったのだと感じます。
こどもがいない人生になったら、こんな風に生きたいなあと。
結婚記念日やバレンタインの度に観たい映画です。毎年泣くイベントになりそうな。笑