ハンナの憂い

不妊治療中のクリスチャンのブログです。

はじめに

はじめまして!
2021年5月現在不妊治療中クリスチャンのハナです。
不妊の方もそうでない方も、クリスチャンの方もそうでない方も、どうぞよろしくお願いします!


不妊という現実と向き合い始めてから、しばしば不妊治療中の方や不妊で悩んでおられる方のブログを読んでは、泣きながら励まされてきました。
そのため私も、自分と同じように悩んでおられる方と思いをご共有したいと思い、ブログを始めました。
備忘録兼ねて書いている関係もあり、説明が不十分なままクリスチャン用語を使用することがあるかと思いますが、ご了承いただければと思います。

 

・・・と、かたい自己紹介になってしまいましたが、ここから本音を・・・。

不妊であることも、不妊治療も、正直しんどいです。
私自身は結婚してかなり経ちますが、過去に1度も妊娠したことがありません
諸々の検査では明確な原因がわかりませんでした。
ただAMHの値が低いことから、もう数年後には授かることが難しくなることだけはわかっています。

毎月ばかみたいに期待して、ちょっとした体調の変化に「妊娠したのかな?」と思いこみ、基礎体温が下がり始めると何度も測り直し、生理が始まっても「いや、これは着床出血かもしれない」と思い、生理2日目あたりにやっと諦める・・・そんな状態を繰り返してきました。

そして同じ頃に結婚した友人に1人目、2人目、3人目とこどもが与えられていくのを見て、心から祝えない自分が嫌になっています。
出産報告どころか、結婚報告があるたびに、この人もまたすぐ親になっていくんだろうなと思って落ち込んだりして、自分のメンタルが本当に嫌になります。

不妊治療を始めて、メンタルはもちろん、経済的にも時間的にも苦しく感じることもありますし、これからステップアップする場合には仕事との両立ができるかの不安もあります。

不妊であるというだけで、なぜここまで思い煩いが多いのか不妊治療をするまでもなくこどもが与えられていたらどれほどよかったかと、考えても仕方のないことを考えては泣いて、虚しくなることもあります。

 

ブログタイトルの「ハンナの憂い」は、旧約聖書1サムエル記に登場する不妊の女性の「ハンナ」にちなんでつけました。
ハンナは募る憂いのために1人で祈っていました。
夫も祭司(聖職者)も彼女の苦しみを真に理解していませんでしたが、ハンナには心のすべてを注ぎ出せる神様がいました。
ハンナは何千年も前の人ですが、不妊の方の思いや置かれている状況はそう大きく変わっていないと感じます。
私もハンナのように、憂いて、悩んで、祈れる人になりたいと思います。

 

重〜い内容のブログですが、私の拙い記録を読んで少しでも共感してくださる方がおられれば幸いです。

 

2021.5.28. ハナ