ハンナの憂い

不妊治療中のクリスチャンのブログです。

クリニックで思うこと

またリセットしてしまいましたので、クリニックに行ってきました。
クリニックではプライバシーへの配慮の関係で、診察券番号で呼ばれます
配慮が行き届いているなあと思うと同時に、囚人にでもなったような気分でもあります。
「見知らぬ人にさえ知られたくないようなこと」をしているということかと思うと、肩身狭く感じます。

 

せっかくクリニック側がそのような配慮をしているのだから、あまり他の患者さんに関心を持つべきではないと思うのですが、待ち時間が長いとつい人間観察をしてしまいます。
仲良さそうに夫婦で来て、待合室でも笑顔で話しているカップル。
でもその笑顔の奥でどれだけの涙や葛藤があって、ここに来られたのだろう・・・とか。

呼ばれる診察券番号が小さい方は、それだけ長い間不妊治療をしてきた方。
その方はどれほどの忍耐を持ってここへ通い続け、治療をし続けているのだろう・・・とか。

土曜日には人が溢れかえり、受付から退出まで2〜3時間かかることもあります。
そんな時、この街にはこんなにも悩みながら不妊治療をしている人が大勢いるんだ、そして多くの人が仕事を優先せざるを得ない状況の中で長時間待たされる覚悟で土曜日に来ているんだ・・・と感じます。

「主は言われた。『わたしは、エジプトにいるわたしの民の苦しみを確かに見、追い立てる者たちの前での彼らの叫びを聞いた。わたしは彼らの痛みを確かに知っている。』出エジプト3章7節」

 

神様は私の苦しみ・痛みを確かにご存知です。
そしてこの街でこの国でこの世界で、同じように不妊で悩む人々の苦しみもご存知です。
神様どうか、不妊を通して肉体的・精神的・時間的・経済的に苦しんでいる私たちに、光を与えてください。